京都府向日市の住みやすさ調査｜治安・子育て・戸建価格

京都府向日市は、日本で3番目に小さい市でありながら、交通の利便性や子育て支援の充実から「住みやすい街」として注目を集めています。
京都市や大阪市へのアクセスが良く、教育・医療・生活環境も整っているため、近年はファミリー層を中心に戸建て需要が高まっています。

市が実施した住民アンケートでは、85％以上が「住み心地が良い」と回答。その背景には、コンパクトながらも生活圏が整った街づくりや、地域で支え合うあたたかな雰囲気があるようです。

本記事では、向日市の「交通」「子育て」「安全性」「価格」の4つの視点から、その住みやすさをデータと口コミを交えて解説します。

京都府向日市ってどんな街？ 基本データと地域特性

京都府向日市は、京都と大阪の中間に位置するコンパクトな街。

項目	内容
面積	約7.72km²（全国で3番目に小さい市）
人口	約55,000人（2025年10月時点）
特徴	生活圏がまとまりやすく、平坦な生活圏では自転車移動がしやすい街並み。北西部など坂道が多いエリアは、電動自転車があると便利

近年、向日市ではJR向日町駅前の再開発事業や、京都向日町競輪場跡地に建設予定の「京都アリーナ」構想など、まちの価値を高める動きが進んでいます。

歴史や自然を感じられる落ち着いた雰囲気のなかで、便利さと住みやすさを両立できるのが魅力です。

コンパクトシティとしての特徴

向日市は京都府南西部に位置し、面積は約7.72平方キロメートル。全国で3番目に小さな市です。
そのコンパクトさが、生活のしやすさにつながっています。

市内は住宅地・商業地・公共施設がほどよくまとまり、生活圏の多くは自転車や徒歩でスムーズにアクセスできます。北西部など坂道のあるエリアは電動自転車があるとさらに快適です。
移動距離が短い分、買い物や通学・通院の負担が少なく、日々の生活リズムを整えやすいのが特徴です。

また、京都市中心部や大阪方面へも通勤圏内でありながら、比較的落ち着いた住宅街が多いことから、「都市の便利さ」と「郊外の静けさ」を両立できる街として人気を集めています。

歴史と文化が息づくまち

向日市は、かつて長岡京の都が置かれた地域の一部で、帝の主殿があった場所としても知られます。長岡京跡の一部として、古くから文化と歴史が息づく街です。

特産品は「タケノコ」で、春になると市内の農家では白くやわらかいタケノコの収穫が盛んに行われます。

また、向日神社や 竹林公園 など、自然と歴史が融合した観光スポットも点在しています。
竹林公園は四季折々の景観が楽しめる緑豊かな公園で、散策路も整備されており、家族でのんびり過ごせるスポットとして人気です。

約110種類の竹が植えられた回遊式庭園や竹の資料館なども併設されていて、伝統と自然が融合したエリアとして魅力があります。
伝統を大切にしながらも、子育て世代が増えて新しい活気が生まれている街です。

住み心地アンケートで85％が高評価

2024年に向日市が実施した「住み心地アンケート」では、回答者787人のうち「住み心地が良い」「どちらかといえば良い」と答えた人が85.1％という結果に。
主な理由として挙げられたのは、「交通の便が良い」「通勤・通学に便利」「治安への不安が小さい」「自然環境が豊か」といった点でした。

一方で「商業施設がやや少ない」という意見もありますが、最近では再開発や駅周辺の店舗増加により、日常の買い物環境は着実に改善されています。

参考：向日市のまちづくりに関する市民アンケート結果｜向日市

【交通】京都・大阪へ快適アクセスできる街

通勤・通学に便利な向日市は、JRと阪急の2路線が利用可能。京都や大阪へスムーズに移動でき、交通利便性の高さがファミリー層にも人気です。

JR・阪急の2路線利用

• JR向日町駅 → 京都駅まで約8分／JR大阪駅まで約30分
• 阪急東向日駅 → 烏丸（四条）駅まで約15分／大阪梅田駅まで約40分
• 阪急西向日駅 → 烏丸（四条）駅まで約15分／大阪梅田駅まで約38分

向日市にはJR京都線（向日町駅）と阪急京都線（東向日駅・西向日駅）の2路線が通っています。

JR向日町駅から京都駅までは約8分、阪急東向日駅から大阪梅田まではおよそ40分前後。
通勤・通学の利便性が高く、「職場は京都・大阪、住まいは落ち着いた郊外に」というライフスタイルが実現しやすい立地です。

また、JR（向日町駅）と阪急（東向日駅）の駅間は徒歩圏内のため、天候や目的地によって路線を使い分けられるのも魅力といえるでしょう。
京都市内だけでなく、長岡京市・高槻市方面へのアクセスもスムーズです。

車・バス・自転車での移動

主要道路は国道171号線が東西を走り、名神高速道路の京都南IC・大山崎ICへのアクセスも良好です。

また、阪急バスが市内を細かく運行しており、通学・買い物・通院などの日常移動もスムーズ。

市の中心部から主要エリアまでは自転車でおおむね20分圏内で、通勤や買い物でも「車に頼らない生活」がしやすい環境です。
平坦な生活圏が多く、坂道の少ない地形も自転車での移動を快適にする要素ですが、北西部など坂道のあるエリアは電動自転車があるとより安心です。

買い物や施設へのアクセス

生活に欠かせないスーパーや商業施設も市内外に点在しています。

駅から徒歩や自転車でアクセスできる範囲には、「イオンフードスタイル東向日店」「フレスコ向日市店」「マツモト向日店」などがあり、日用品や食品の買い物に困ることはありません。

また、隣接する京都市西京区・南区方面へ足を延ばせば、イオンモール京都桂川などの商業施設も利用できます。そのほか、向日市内の171号沿いにはコーナンPRO171号向日町店もあり、車やバスで気軽にアクセス可能です。

向日市中心部からも自転車や車で10分前後と近く、JR向日町駅や阪急東向日駅・西向日駅から電車で1～2駅で主要駅へもアクセス可能で、週末のレジャーや家族での買い物にも便利です。

【子育て】日向市の行政サービスと教育環境の充実

子育て支援制度や教育環境が整う向日市では、安心して子どもを育てられる体制が整っています。
行政・地域・学校が連携し、家庭を支える仕組みが魅力です。

子育て支援制度の充実

向日市では、子育て世帯の負担を軽減するための行政サービスが充実しています。

特に注目されているのが、保健師による「子育てコンシェルジュ制度」。
妊娠期から子育て期に渡るまでの悩みをワンストップで相談できる体制を整えており、初めての子育てでも安心です。

また、医療費助成制度では、中学生までの子どもの医療費を全額助成。
休日保育や一時預かり保育も整っており、共働き世帯にとって利用しやすい仕組みです。

公園・児童館・地域交流

市内には、広々とした物集女（もずめ）公園や向日市民体育館前の児童公園など、子どもがのびのびと遊べる場所が多くあります。

さらに子育て支援センターでは、親子向けイベントや読み聞かせ会などが定期的に開催され、地域交流の場としても活用されています。

近隣住民の協力による「見守り活動」も盛んで、安全に子育てできる地域風土が育まれています。

学校・学区の特徴と進学環境

向日市では「通学区域の弾力化制度」を導入しており、翌年度に入学する新1年生を対象に、希望する小学校・中学校を選べる制度があります。

通学区域にとらわれず、教育方針や通学距離を考慮して選べるのは、子どもに合った学びを重視する家庭にとって大きな魅力です。

市内には小学校6校・中学校3校があり、教育水準も安定しています。
進学先としては、京都市内や大阪方面への私立校への通学も十分可能です。

参考：向日市内の小・中学校｜向日市
参考：通学区域の弾力化制度｜向日市

【安全性】安心して暮らせる治安と医療体制

向日市は「静かで落ち着いた街」という口コミが多く、京都府内でも治安の良さが評価されています。
子どもがいる家庭にとって、安心して暮らせる環境が整っている点は大きな魅力です。

防犯・治安に関する評価

向日市の犯罪件数は、京都府内でもおおむね標準的な水準にあります。

一方で、市が実施した市民アンケートでは「治安や防犯への不安が小さい」「地域活動への参加意欲がある」といった声が一定数寄せられており、日常の中で安心感を持って暮らせるまちとして評価されています。

また、自治会や地域ボランティアによる防犯パトロールや見守り活動も継続して行われており、地域ぐるみで子どもや高齢者を支える体制が少しずつ整いつつあります。

医療機関の充実度

向日市内には内科・小児科・耳鼻科などのクリニックがバランスよく点在し、日常的な通院には困りません。
また、隣接する長岡京市・京都市には総合病院もあるため、緊急時にもスムーズに連携できる医療圏となっています。

ファミリー世帯にとって、徒歩や自転車圏内に医療機関が複数あるのは安心材料といえるでしょう。

【価格】戸建て購入で注目したい不動産事情

向日市は、京都市よりも比較的価格を抑えながら、通勤圏内にマイホームを構えられる点が人気です。
特にファミリー向けの戸建ては、交通利便性と静かな住環境のバランスが取れたエリアとして注目されています。

向日市の新築戸建て・土地価格相場

エリア	坪単価（目安）	戸建て価格（目安）
向日市全体	約55〜70万円	約3,600〜4,500万円
長岡京市	約60〜75万円	約3,700〜4,800万円
京都市西京区	約70〜90万円	約3,600〜5,300万円

京都市中心部よりも手頃ながら、交通利便性や教育環境の良さを考えると、コストパフォーマンスが高いエリアといえます。

ファミリーに人気／注目の住宅地

向日市で特に人気が高いのは、寺戸町・上植野町・物集女町（もずめちょう）周辺です。
いずれも駅まで徒歩圏または自転車圏で、スーパーや学校、公園など生活に必要な施設が身近にそろっています。

• 寺戸町：駅近で生活利便性が高い
• 上植野町：閑静な高級住宅街で落ち着いた雰囲気
• 物集女町：洛西口駅も近く、再開発エリアとして注目

また、これらの地域は比較的平坦な地形で移動がしやすく、自転車での通勤や送迎もしやすい環境です。
地盤もおおむね安定しているとされており、安心して暮らせる住宅地として人気を集めています。

購入時に抑えるべきチェックポイント

向日市で戸建てを購入する際は、立地や価格だけでなく、将来の暮らしやすさや安全性を見据えた判断が大切です。

特に、次の4つのポイントを意識して検討しておくと安心です。

【チェックポイント】

• 学区との整合性
• アクセス手段
• 防災・ハザードマップ
• 資産価値の将来性

希望する学校区や通学距離を事前に確認し、子どもの成長を見据えた環境を選びましょう。
また、駅近か車中心かを明確にすることで、通勤や買い物の利便性がぐっと変わります。

ハザードマップを確認して地盤や浸水リスクを把握しておくことも重要です。
さらに、再開発や交通インフラの計画など、将来的な資産価値の動向にも注目しておきましょう。

口コミ・レビューから見える向日市の住みやすさ

市民アンケートでは「住み心地が良い」と答えた人が85％を超える向日市。
実際の口コミを見ても、生活のしやすさを感じる声が多く寄せられています。

高評価クチコミ事例

「静かで落ち着いた住宅街。子どもが安心して遊べる」
「京都・大阪どちらにも通いやすい」
「ご近所付き合いが穏やかで温かい」
「自転車でどこでも行けるのが便利」

これらは特にファミリー層からの評価が高く、教育・治安・利便性のバランスが好印象を与えています。

否定的意見・改善点も見据えて

一方で、「大型商業施設が少ない」「車がないとやや不便な場所もある」といった声もあります。

ただし、近年は「イオンモール京都桂川」や「向日ノースゲートウェイ」（洛西口駅西側）など隣接エリアの再開発が進み、生活圏全体で利便性が向上しています。

JR向日町駅周辺で進む再開発

向日町駅の東口では、駅前広場の整備とあわせて大規模な再開発事業が進んでいます。
再開発区域には、地上約38階・約340戸の住宅棟（高さ約130m）や、商業機能を備えた駅ビル棟（5階建て）が計画されており、完成後はエリアの新しいランドマークになる見込みです。

また、約2,400㎡の駅前広場も整備される予定で、歩行者動線の改善や商業施設との回遊性の向上も期待されています。

駅自体の整備も進んでおり、2025年10月18日からは西口側の自由通路と橋上駅舎の一部が先行供用を開始。
さらに、東口駅舎・駅前広場は2026年度冬に一部供用開始予定で、駅利用者の利便性は段階的に向上すると見られています。

あわせて、再開発区域内には、脱炭素関連スタートアップ支援施設「ZET-BASE KYOTO」の開設も計画されており、ビジネス支援や地域交流の拠点としての役割も期待されています。

ドリームホームだからできる向日市での家づくりサポート

ドリームホームは、京都エリアに根ざした住宅会社として、ファミリー世帯の戸建て購入をトータルでサポートしています。

地域事情に精通しているからこそ、向日市の魅力を最大限に活かした住まいづくりが可能です。

【ドリームホームの3つの強み】

• 地域密着の提案力 → 通学・買い物・医療など生活動線に基づいたご提案
• 一貫対応 → 見学・契約・購入・アフターサービスまでをワンストップでサポート
• 幅広い実績 → 新築・中古・リフォーム・建替えにも柔軟対応

向日市での戸建て購入を検討している方は、まずは相談してみることで、理想の住まいへの第一歩を踏み出せます。

▶ ドリームホーム東向日駅前店
http://dreamhome-kyoto.co.jp/company-shop/168

向日市での住まい探しでは、東向日駅前店をお気軽にご利用いただけます。
地域の物件動向に精通したスタッフが、周辺環境や生活利便性まで含めて丁寧にご案内いたします。

まとめ

向日市は、京都・大阪のどちらにもアクセスしやすく、教育・医療・治安・価格のバランスが取れた暮らしやすい街です。
市民の多くが「住み心地が良い」と感じており、落ち着いた環境と都市の便利さを両立できるのが魅力といえます。

子育て支援制度や学校環境も整っているため、これから新しい生活を始めるファミリーにもおすすめです。
実際に歩いてみると、コンパクトな街並みの中に温かいコミュニティがあり、日常の安心感を感じられるでしょう。

戸建ての購入を検討する際は、交通アクセスや学区、防災面、将来の資産価値などを確認しながら、地域事情に詳しい不動産会社へ相談することが大切です。
向日市での暮らしを具体的にイメージしたい方は、ぜひ私たちドリームホームにご相談ください。