間取り・暮らし

2025.01.24

京都でおすすめの狭小住宅の間取りを徹底解説!設計事例もご紹介

京都でおすすめの狭小住宅の間取りを徹底解説!設計事例もご紹介

狭小住宅とは、狭い土地に建てる住宅のことです。本記事では、狭小住宅の間取りの具体例や、京都に狭小住宅が多い理由、狭小住宅を建てる際のポイントなどについて解説します。


狭小住宅とは、狭い土地に建てる住宅のことです。一般的には15〜20坪以下の敷地に建てるものを指します。

狭小住宅を選ぶメリットとしては、地価が高く利便性の高い地域に暮らせることなどが挙げられます。一方のデメリットは、狭さや、調光・通風の難しさ、騒音の多さなどです。

本記事では、狭小住宅の間取りの具体例や、京都に狭小住宅が多い理由、狭小住宅を建てる際のポイントなどについて解説します。

狭小住宅の間取りにはどんなものがある?

狭小住宅の主な間取りとして、以下の4つをご紹介します。

●     家族とコミュニケーションをとりやすい2階建て

●     ゆったりとした空間を確保できる3階建て

●     愛車を守れるガレージハウス

●     屋外空間を楽しめるバルコニー

家族とコミュニケーションをとりやすい2階建て

2階建ての狭小住宅は、家族とのコミュニケーションが取りやすい点がメリットです。

間取りを考える際は、通常の2階建て以上にスムーズな動線を意識すると、狭い空間でも快適に住みやすくなります。

例えば、水回りはフロアを分けない、サニタリースペースと洗濯を干す場所は同じ階にするなどの工夫をすると良いでしょう。実際に、狭小住宅では水回りが2階以上にあることが多い傾向です。

ゆったりとした空間を確保できる3階建て

3階建てにすれば、狭小住宅でも余裕のある空間を確保することが可能です。例えば、天井を高くして縦に空間を広げたり、吹き抜けやロフトを作ったりすることで、狭小住宅とは思えない開放感を演出できるでしょう。間取りの選択肢が増えるのもメリットです。

また、3階部分は高さがあるため眺めが良く、日光も取り入れやすくなります。主な生活スペースを2〜3階に集めれば、水害時の被害を最小限に抑えられます。

デメリットとしては、階段を利用する頻度が増えるため、体力面での負担が増えることが挙げられるでしょう。

愛車を守れるガレージハウス

車を所有している場合、駐車場が確保できるかどうかは大きな問題です。土地が狭い狭小住宅でも、3階建てにして1階部分をガレージにすれば、十分な駐車スペースを設けられるでしょう。

1台ではなく2台駐車したり、ミニバンのような高さのある車種を停めたりと、用途に合わせたガレージを作ることが可能です。

屋外空間を楽しめるバルコニー

狭小住宅でも、バルコニーをつければ、庭付き一軒家のような屋外空間を楽しむことができます。ルーフバルコニーにすれば、周囲の視線も気になりません。

また、家の内部にインナーバルコニーを作ることも可能です。リビングを2階にして、そこからつながるインナーバルコニーを作れば、開放的な空間が実現できるでしょう。

京都で狭小住宅の間取り設計にする必要性

京都は狭小住宅が多い地域です。その象徴的な例として、「ウナギの寝床」と呼ばれる、京都の伝統的な間取りが挙げられます。これは間口が狭く、奥に長い、狭小住宅の一種です。

狭小住宅が多い背景として、可住地面積の狭さが挙げられます。総務省の調査によると京都府の可住地面積は全国47都道府県のうち37位となっており、そもそも住める土地が多くありません。

また、地価の高さも大きな要因です。京都市内の1坪あたりの地価相場は、東山区や下京区では170万円台、北区・上京区・中京区では100万円超、右京区・西京区・南区で80〜90万円台、山科区・伏見区でも坪当たり50〜60万円台となっており、全体的に高額な傾向にあります。そのため、広い土地を購入するのは難しいケースが多いのです。

これらの理由から、京都では狭小住宅を選択せざるを得ないケースが少なくありません。限られた土地のなかで、いかに快適な住環境を設計できるかがポイントとなります。

京都に狭小住宅を建てる際の間取りのポイント

ここからは、京都に狭小住宅を建てる際の間取りのポイントとして、以下の5つを紹介します。

●     収納スペースを確保する

●     動線を確保する部屋の配置を意識する

●     広さを演出するために穏やかに空間を区切る

●     ドアは引き戸を活用する

●     採光・通風を考慮する

収納スペースを確保する

狭小住宅は間口が狭いため、それぞれの居室に収納を確保すると、すぐにスペースが不足してしまいます。ファミリークローゼットのような大きな収納空間を作ることも難しいでしょう。そこでおすすめなのが、住居内の隙間に小さな収納スペースを複数確保する方法です。

例えば、階段を上がってすぐの壁際にワードローブを設置したり、階段下や隙間を利用してクローゼットにしたり、圧迫感のないオープン収納にしたりと、さまざまな工夫が考えられるでしょう。また、地下室を設けて収納スペースにする方法もおすすめです。

動線を確保する部屋の配置を意識する

狭小住宅の限られた空間のなかで、家族全員が快適に生活するためには、適切な動線の確保が重要です。

例えば、脱衣所と、洗濯機を置く場所、洗濯物を干す場所、洗濯物をたたむ場所を同一にすれば、家事の効率が向上するでしょう。また、2階にキッチン、洗面脱衣所、洗濯室といった水回りをすべて集めるのもおすすめです。

近年増えているのが、リビング、キッチン、浴室、洗面所、ベランダなど、家族で共有する空間を2階に集める間取りです。この間取りのメリットとしては、家事の動線を短縮できることや、他の階を一人ひとりのプライベート空間に充てられることなどが挙げられます。

広さを演出するために穏やかに空間を区切る

狭小住宅で、広さを最大限に演出するためには、空間を穏やかに区切る工夫が大切です。狭い空間を壁や階段などで区切ってしまうと、圧迫感を感じやすくなります。

そこでおすすめなのが、空間の中で一部のみ高さをあげる「スキップフロア」です。「中2階」「中3階」などと呼ばれることもあります。スキップフロアを採用することで廊下を排除でき、階段も最低限に抑えられます。空間をより有効に活用したい場合に検討してみましょう。

ドアは引き戸を活用する

狭小住宅のドアは引き戸がおすすめです。開き戸の場合、開閉時に扉が扇状に広がって邪魔になるうえに、そのスペースには物を置くことができず、デッドスペースになってしまいます。

一方、引き戸であれば扉を平行にスライドさせるだけなので、空間を広く活用することが可能です。引き戸というと和風なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、近年はシンプルでおしゃれな洋風なものも増えています。

採光・通風を考慮する

狭小住宅で快適に過ごすためには、採光や通風の確保が重要です。自然光を多く取り入れることで、家の広さを演出することが可能です。また、四季がはっきりしている京都では夏の湿気対策として風通しの良さを重視する必要があります。

ただし、風通しや採光を優先して大きな窓を取り付けてしまうと、隣家や通りからの視線が気になり、居心地が悪くなってしまう可能性もあるでしょう。

そこで、東と西、南と北というように対になる場所や、隣家や通り道からの視線よりも高い位置に窓を設置することで、プライバシーを守りつつ採光や通風の確保が可能です。

https://www.dreamhome-kyoto.co.jp/dt_example 京都の狭小住宅の間取り例

まとめ

京都は可住地面積が少なく、地価も高いため、家を建てる際には、狭小住宅が選択肢となることが多いでしょう。しかし、収納スペースや動線、空間の区切り方などを工夫することで、狭小住宅でも快適で開放感のある住空間の実現が可能です。

ドリームホームではおしゃれで快適な暮らしのできる狭小住宅を多数用意しています。お客様の希望にぴったりな住宅やエリアをご提案いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

https://www.dreamhome-kyoto.co.jp

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